税関証明書紛失事件

実は大した話ではないのですが。1993/8

生まれて始めての飛行機は、アメリカに。今はなきNorthWest。
飛行機は一生乗らないだろうと思っていたが、かみさんに誘われ逃げられなかった。チケットをあるルートから譲ってもらい、チェックイン。厳密に言うとちがうけど、新婚旅行だから、とカウンターの人がビジネスにサービスアップグレードしてくれました。もちろん、あえて否定するまでもない。と言うわけで、生まれて初めての飛行機がビジネス。

ラッキーですよね、普通ありえんだろう。ここまで考えれば、いいことが続いてるのかな。でも、生まれて初めての事。緊張のあまり、飛び立つ前からトイレにいきたくて・・・ベルトサインが消えて、まずトイレ。後述しますが、しばらくはこれが病的に続きます。
ま、無事に到着。ほっとして、、、で、入国審査という初めての経験。要領が分からないまま、何となく流れに乗って進む。と、記憶がないが、確かおっさんに何か紙を渡した。手元にあるダンボールに無造作に入れている。なんの紙か、覚えていない。税関申告書だったらしい。そのまま流れに乗って進むがそこで止められる。なんか出せといってるがよくわからん。こういうものを出せ、と紙を見せられるが、覚えていない、、、そういえば、さっき出したような記憶が。。。舞い上がっていて、1分前の記憶が飛んでいる。でも、確かに出したはず。で、「さっきあそこで出したよ」と主張するが首をふり「find it!」。一応探してみるが、やはりない。ちょっと強気で「絶対あそこで出した」と主張してみる。と、、、さっき受け取った(と思われる)おっさんが30メートルくらいむこうから「そいつはだしてるよ」と言ってくれて、ようやくすんなりと。うーむ。今にして思えば、税関申告書なら、もし本当になくしたなら、また記入すりゃすむ話で、何だったんだろう。。?やはり来るんじゃなかった、の思いを強くしました。
でも、今でも思い出せないのは、舞い上がって、一体何が行われていたのか分かっていない。入国審査、やったか?パスポート見ると、ちゃんとハンコがおしてあるし、やってないはずはない。でも、まったく覚えてないのよね。

帰りは勿論、エコノミー。生まれて初めてがビジネスで、そういうものだと思い込んだ私にはきつかった。

2011/4/1

目次 次のお話

$since 2004/01/01$